月: 2020年11月

  • パットの距離感が良い日はイケる!

    パットの距離感が良い日はイケる!

    パットの練習といえるのは室内にある2mくらいのマット練習がほとんどでしょう。

    15mもあるロングパットの練習というのは、コース以外ではあまり練習できないものです。

    なのに、パットの距離感が合う日と、合わない日がありませんか?

    パットの距離感が何となく合う日は、初心者ゴルファーにとってベストスコア更新の大チャンスなのです。

    ゴルフ初心者は知らない重要なパット距離感

    ゴルフ初心者は知らない重要なパット距離感

    パッティングで最も大切な距離感を初心者ゴルファーはよく理解していません。

    どうしてもショートパットをはずしたり、3パット、4パットの悪印象が残っているのですが、それらはどれもパットの距離感が影響しているのです。

    最初の3ホールでわかる

    朝のスタート前に練習グリーンでもその日の距離感の善し悪しがわかるのですが、実際のコースの本グリーンとは速さや芝質の条件が違うこともよくあります。

    なので、スタートして3ホールほど終われば、その日の距離感が合うか合わないかはわかります。

    見た目で打っても「転がりが一定」「1ピン以内に」「あまりキレない」「同伴者が見ても入りそう」なんて感じだと、今日のパット距離感は良いです!

    距離感が良い時は入らなくても惜しい

    調子が良い日は距離感が合うのでカップインしなくてもOKになります。

    すぐに次ホールの準備ができるのでテンポ、プレーリズムも良くなります。

    また、何となく3パットの心配がないので、あまりラインを読まなくてよく、流れに任せてパッティングできます。

    距離感がいい日は、イメージだけでパッティングすると結果が良くなります。

    アプローチも良くなり…

    グリーンの距離感が合ってくるとアプローチショットも寄ります。

    ランニングアプローチも転がりをイメージしやすくなるからです。

    アプローチに自信が出てくると気楽にショットできるので、グリーンを狙うショットにも好影響が出てきます。

    プロゴルファーや上級者も調子が上がるきっかけはパッティングからで、調子を崩すのもパッティングからがほとんどです。

    初心者がスコアアップするためのパット距離感

    では、ゴルフ初心者がスコアに直結するパット距離感をつかむために、どのように考えて準備すれば良いのでしょうか?

    ファーストパットの距離感がすべて

    初心者ゴルファーが100切りのために最も重要なストロークはファーストパットです。

    心構えとしてはどんな距離のファーストパットでも3パットを防ぐことを第一に考えましょう。

    そのために必要なことはラインの読みよりも距離感が重要なことに気づくと思います。

    フックをスライスに間違えて読んで打っても距離感が合っていれば2m以内に寄ったりします。

    ライン読み2割、距離感8割くらいを目安に集中しましょう。

    パンチが入ることも…

    調子が良いとついつい狙ってしまい3パットすることもあります。

    しかし、「今日は距離感が合っている」と心中で念仏を唱え切り替えましょう。

    100を切ろうとする初心者ゴルファーには3回程度の3パットも許されます。

    距離感が良い日は必ずスコアが良くなりますので、3パットしても辛抱することをいつもより大切にしましょう。

    朝のパット練習がカギ

    スタート前の練習グリーンでは10m以上のロングパットの距離感を確認してください。

    狙ったカップに寄らなくても、3球打って全て同じような位置に止まれば、今日は距離感が合っています。

    上りと下りのパット両方を確認しましょう。

    頭の中でこのコースの転がりをイメージすることが大切です。

    ショートパットも無問題

    距離感が良い日はショートパットも入ります。

    「短いパットをよくはずす」という初心者ゴルファーも実は距離感が大きく影響していることに気づいていません。

    短いショートパットは大きくキレるライン以外は、プレーヤーのストロークに問題があります。

    スタンスやバックスイングなど正しくストロークできれば、多少ミスしても2m以内のパットは必ず入ります。

    距離感が良い日はショートパットも入ります。

    それは、今日は正しいパッティングストロークができている日だと言えます。

    距離感が悪い日は多くの工夫を

    いつも距離感が良いとは限りません。

    コースによって芝目や速さが変わり、いつも短時間でそれに対応していかなくてはなりません。

    パット距離感がとても重要なことが理解いただけたと思いますが、では距離感が悪い日はどうすればよいのでしょうか?

    ラウンド中にいろいろ試そう

    自分なりにいくつかチェックポイントを覚えておくと、悪い日に調子が上向くきっかけになると思います。

    3ホールほど経過したら調子がつかめるので、早い段階で調整できる能力を身につけましょう。

    転がりを一定させるために観察しましょう。

    • グリップを柔らかく
    • ヘッドアップ抑制
    • アドレス方向確認
    • 前傾し過ぎ
    • テークバックが速すぎないか

    自分なりにいくつかチェックポイントを覚えておくと、悪い日に調子が上向くきっかけになると思います。

    スコアアップのためにはティショットよりもファーストパット

    ティショットは豪快で飛距離もでるので「今日はイケる!」などとなりがちですよね。

    しかし、100を切りたい初心者ゴルファーのティショットはOBでさえなければそれで充分です。

    同伴者もよほどの上級者でない限り、ファーストパットの重要性について気づいていない方が多いです。

    次のラウンドからはファーストパットに注目てみてください。

    ⇒スコアに致命傷グリーン周りのミス!

  • スライスで悩んでいる人へ、効果的ラウンド練習法

    スライスで悩んでいる人へ、効果的ラウンド練習法

    「スライスがなおらない」と練習場に通って何球打ってみても効果は期待できません。

    動画を見て研究してもコースでスライスが出てしまうでしょう。

    初心者に多いスライスミスを何とか減らしたいゴルファーに参考になりましたらうれしいです。

    スライサーはコースの左サイドのみで

    次のラウンドでフェアウェイ中心から左右半分に分けて、全ショットでボールがどちら側に行ったかを記録してください。

    スライスで悩んでいるあなたは、コース右側を使っていることが多いでしょう。

    18ホールで一度も左に行かないということも…

    ひどい人は18ホールで左側のトラブルが一度もないスライスゴルファーもいます。

    どんどん右目右目に進んでいくのです。

    ある程度難しいコースは、フェアウェイ中心がわずかに高く設計していて左右に行くと馬の背にようになり、右側に行くと”つま先下がり”のスタンスになります。

    そうなると、さらにスライスしやすくなりケガが大きくなってしまいます。

    フェアウェイ左半分を使うように心がける

    フェアウェイ左半分を使うように心がける

    コンペや競技ではない気軽なラウンドで試してほしいのは、コースを半分に分けて左側半分だけを使うように心がけましょう。

    しっかり意識しても左サイドにボールが行かないと思います。

    たぶん、右サイドギリギリのOBゾーンに飛んでしまったりします。

    なぜ、そうなるのでしょうか?

    そもそもアドレスで左サイドを向いてない

    これは最も可能性が高いと思います。

    自分でアドレスしたら同伴者に見てもらえばすぐにわかります。

    この時にスタンスはかかとを基準に見てもらうようにしましょう。

    足のスタンスだけではなく肩の向き、骨盤の向きも見てもらいましょう。

    さらに自分での確認としては、ボールの位置が右足側に寄り過ぎてませんか?

    右足側に寄り過ぎだと肩やひじが結局右向きになりやすく、スイングプレーンもカットに入りやすくなります。

    スライサーのほとんどはアドレスに原因があります。

    弾道が変わりはじめる

    ラウンド中の左サイド練習法は効果がある人だとスライス軌道でも弾道が強く「とらえたスライス」になります。

    正しいスタンスに戻っただけ

    なぜ、スライスがなおったかというと、今までが間違ったアドレスであり、強い弾道が出るのは正常なアドレスに戻っただけなのです。

    アドレスが誤っていると正常な方向、高さからクラブが入りません。

    多くのスライサーはアドレスを間違えているのです。

    狙いをいつも通りに戻してみよう

    コースの左半分にボールが行くようになったら、ターゲットを正常に戻しても大丈夫です。

    いつも通りに戻してもアドレスの方向は必ずチェックするように意識付けしましょう。

    またスライスが出始めたら、時間をかけて左側に狙いを定めてください。

    完ぺきなアドレスがとれれば、クラブを上げて下すだけでボールの方向が大きくブレることはないのです。

    シャンクが出る人は…

    シャンクが出るゴルファーに共通するのは、いつもクラブのネック側で打つゴルファーです。

    私はフックが持ち球ではじめた時からクラブのトゥ側(ネックと逆の先の方)で打つタイプです。

    なので、30年でシャンクに悩んだ経験は皆無です。

    シャンクをとめるにはネック側で打たなければ良いだけで、練習場でトゥ側で打てるように努力しましょう。

    アドレスの大切さがわかる

    アドレスの大切さがわかる

    上手いゴルファーを見るとアドレスに入って構えた時に、ミスをする感じがしませんよね?

    つまり、スタンス、肩、ひじ、クラブフェースがきっちりとターゲットの方向を向いているのです。

    初心者ゴルファーの最重要課題

    初心者ゴルファーはトップの位置やインパクトのカタチ、フィニッシュのとり方を聞いてきます。

    それも大切なのですが、100切のスコアアップを目指す初心者ゴルファーに最重要なのは良いアドレスをつくることなのです。

    良いアドレスができていれば、はやくて多少悪いスイングでもOBにならなかったりします。

    練習場でもやってみよう

    打ちっぱなし等の練習場ではマットの上に線があったりしてアドレスのことを考える機会が少ないでしょう。

    やり過ぎは危険なので禁止されてますが、練習場でも1球ずつターゲットを左右にかえて打つ練習がアドレスをつくる練習法です。

    正しいアドレスをつくるルーティーンができるととてもいいと思います。

    アドレスの方向と密接なボールの位置

    アドレスの不調は片手シングルの上級者でもよくあります。

    「ショットの調子が悪いんだけど見てもらえる」と上級者から相談されると、ほぼアドレスにトラブルがあります。

    作用するのはさまざまなケースがありますが、ボールの位置がしっくりきて強い弾道に戻るといったことが多いです。

    上級者はスイングプレーンのブレが少ないので、アドレスの方向やボールの位置次第ですぐに弾道が変わります。

    ボールの位置も研究しよう

    ボールの位置が右足寄りか左足寄りかで、肩の方向が変わってしまうことがあります。

    右足にボールが寄ると、差し込まれた感じになり窮屈になります。

    反対に左足に寄ると、野球で言う迎えに行ってオヨいだスイングになります。

    いずれにしても正しいインパクトではないので強い弾道は得られません。

    近すぎたり、遠すぎたり

    ボールの位置が体から近すぎたり遠すぎても弾道が変わります。

    私の場合はフックを防ぎたいときは、体に近づけてクリーンに打ち、スライス防止の時は遠くに置きダフリ気味に打つようにしてます。

    あまり明確な基準はありませんが、練習場で試してみて「打ちやすい」と感じる位置が良いのではないでしょうか?

    良いアドレスをつくる動作を練習しよう

    良いアドレスをつくる動作を練習しよう

    練習場で打ち放題ばかりやってても効果的な練習とは言えません。

    正しいアドレスをつくる動作は室内でもできます。

    コースロケーションに惑わされないようにアドレスできれば、難コースも攻略できて難しい条件ほど実力が出るようになります。

    スライスで悩む初心者ゴルファーは、まずはコースでラウンドした時に、18ホールで左サイドに行った回数を数えてみてください。

    ⇒初心者はアドレスで右を向きがち!