グリーン周りのミスはスコアに直結します。
ザックリ…トップ…!ミスの内容によっては、それまでの好プレーを台無しにして、スコアメイクの良い流れを自ら変えてしまい、ホールアウトまで引きずることもあります。
好調のスコアで「もうすぐ、ホールアウト」と思っていると、思わぬ大たたきに…
安心しないで、次の一打の状況を良く考慮してからアプローチ、パットしたいものです。
ミスするとさらに難しい状況に
グリーン周りは、傾斜、バンカー、刈り込まれたカラーや池など、コース設計によりたくさんの仕掛けがあります。
アプローチで大ダフリし、手前のアゴ高いバンカーへ入ったり、トップして砲台グリーン周りの崖下へ打ち込んだりすることがあります。
そうなると次の一打は、上級者でも難しいアプローチを、初心者が打たなければなりません。
当たり前ですが、かなりの高確率で寄りません。
初心者のたった一打のアプローチミスが、+2や+3になるのです。
そして、そのミスがその後のプレーに悪い流れを引き込むことになります。
スコアが悪化…グリーンオーバー
ゴルフが上手いプレーやほど、グリーン奥に打ち込まずセカンドショットは手前目に打つことが多いです。
ほとんどのグリーンは受けグリーンといって、手前から少しだけのぼり傾斜になってます。
奥からの下りのパットやアプローチより、のぼりパットの方がカップインしやすいので、トッププロがグリーン奥に打ち込むことはあまりありません。
上級者やプロゴルファーでも難しくて避けたい位置に、初心者ゴルファーは打ち込み、大たたきになるのです。
ミスからの3パット
せっかく無難にグリーン周りまで来たのに、アプローチでミスしてしまい4オン5オンになって意気消沈してしまい、そこから3パットという経験はありませんか?
後味が悪い3パットでホールアウトして、次ホールのティショットを4番打者で待つことになります。
待っているその間に、初心者ゴルファーは前ホールを思い返して後悔し悔やんでいるでしょう。
打つ順番がまわってきて気持ちの切り替えができていないため、いつもスイングができずにOB…。これでこの日は終わってしまいます。
ミスしたホールの3パットは、必ず避けなければなりません。
ファーストパットに集中
ミスした時に3パットを防止するには、ファーストパットが最も重要で、距離感(タッチ)に集中しましょう。
ラインのヨミが違っていたり、多少方向をミスしても、タッチが合っていれば残り2mまで寄ります。
この2mが上りラインのパットになれば、カップインする確率が大きく高まります。
2パット目が入りやすい位置に寄せるファーストパットのタッチに集中しましょう。
クラブ選択時に運命が決まる!
PGA中継などを見て、プロゴルファーがサンドウエッジでスピンをかけてボールを止めて寄せているを観て、マネしたいですよね…。
100を切れない初心者ゴルファーは、アプローチで躊躇なくサンドウエッジを選びます。
…結果は、だいたいは寄りません。
ラフなどの状況によりますが、クラブはロフトがあるほど難易度が高く、パターが一番簡単です。
なのに、初心者ゴルファーは何の疑問も抱かずにPGA中継のイメージです。
SWでアドレスしてますが、打つ前の時点でミスが発生しているのです。
バンカー越えや深いラフ等なら話は別ですが、
- まずはパターで打てるか?
- では7Iで転がせるか?
- 9Iならどうか?
- PWでは?
- 最終手段でSWで!
というのが初心者ゴルファーのクラブ選択の基本です。
そんな初心者をよく見かけるので、スコアアップに悩んでいる方にこの事をアドバイスすると、これだけで5打くらいは改善されます。
まとめ ミスは防げなくてもスコア致命傷を避ける
グリーン周りの状況を観察して、クラブ選択をする時に全力をかける事が大事です。
- 次打の最悪の結果は何が予想される?
- どんなミスをしてもグリーンオンしたい!
- 今日の調子でSWショットは大丈夫なのか?
クラブを選ぶ時はパターが最優先で、ボールをフワッと上げるよりも、転がすことの方が簡単で、大きなミスになりにくいです。
サンドウエッジやロブウエッジなどのロフトが大きいクラブは、最も難しいクラブなので初心者は、バンカー以外で使わないことに決めてラウンドしてもいでしょう。
ミス+3パットは何としても回避
ミスした時こそ更なるミスを防ぐことを最優先して考えなくてはなりません。
林からレイアップし脱出しようという一打で大ダフリしたり、木に当ててさらに状況が悪化したりしないように、クラブ選択や脱出ルートの選定をしなくてはなりません。
グリーン上がミスホールの締めとなるので、ここでの3パットは心理的にかなり重くのしかかります。
ミス挽回したいと何とか入れにいって強くパッティングしてしまい、ホールを2mオーバー。
かえしの下りの2mは入らないでしょう。
次ホールにも悪影響があるので、反省すべきミスしたホールは、必ず3パットを避けてください。