ゴルフは、コースを攻略して他の競技者よりも一打でも縮めてホールアウトする競技です。
「ライバルの○○君に勝つ」や、競技やコンペ順位の勝負ではなく、戦う相手はコースであることをもう一度よく理解しましょう。
- いつも帳尻があってしまう…
- スコアを数えて意識すると大たたき…
という初心者は、ホールマネジメントではなく、別の事を考えていてコースと戦っていません。
1ホール、一打に集中して積み重ねた結果が、合計スコアになるのです。
ライバルに勝つには
ゴルフプレーヤーにライバルが居ることは、楽しいことで上達できる早道です。
実力に差があっても、ハンデで修正したネットスコアで、ライバル関係でも良いでしょう。
当たり前ですが、勝利するにはライバルより良いスコアを記録するしかありません。
そのために、コースを攻略するしかありません。
それには1ホールずつスコアを積み重ねるしかありません。
結果的に、次の一打に集中するしかないのです。
人を見ず、コースを見る
ゴルフはテニスや野球など違い、相手プレイヤーを研究して勝負する対人競技ではないので、ライバルを研究しても意味がないです。
ハンデが存在するのも、対人競技ではない理由の一つですね。
ゴルフは、いつも自然であるコースを攻略する姿勢が大事です。
好スコアを出すには、コース状態やレイアウト、風向き、天候などをチェックして、さらに自分のコンディションを見極めなくてはなりません。
ベストを尽くして負ければしょうがない
悪天候や厳しいセッティングは、ライバルも同じ条件です。
苦しい時に、あきらめないでクサらないでプレーすることが、よく言われる「自分に勝つ」ことです。
ベストを尽くしたショットがミスだったときは、それが実力なので、次の機会に改善できるように努力しましょう。
一打一打の状況を判断したコース攻略の結果、ベストを尽くしたスコアで負けた時は、素直に負けを認めるべきでしょう。
記憶力が高いプレーヤーは上達が早い
「たら、れば」は結果論で、意味のない議論になります。
ただし、次回に来た時のコース攻略になるのなら、必要な情報交換になります。
ホールアウト後に、今日の18Hの状況全てを覚えているプレーヤーが時々いますが、次回の改善につながるため、対策しやすくなりスコアアップが早いでしょう。
いつも帳尻が合う初心者
ハーフターンして昼食時にベストスコアの話で盛り上がったのに、後半スタートしてボロボロ、あるいは最後の3ホールで「結局いつもと同じ110打…」よくある話です。
なぜ、ゴルフ初心者はこうなるのか?
練習だけでは克服できないのではないか?
お悩みの初心者ゴルファーが多いと思いますので、アドバイスします。
パーを獲ったら連続をめざす!
初心者が突然パーを獲ると盛り上がり、冗談や冷やかしの声もかけられ、パーティが笑いに包まれプレーの楽しさが倍増します。
しかし、ゴルフ初心者の心理は、人知れず二通りに分かれます。
攻める派と守る派です。
攻める派は、力み、意気込み過ぎでミスし、守る派は恐れすぎていつもと同じ動作ができず、やはりミスします。
圧倒的に初心者には守る派が多いのですが、これがダメで100切りを目指すには、結果がどうあれ攻めましょう。
パーを獲ったら、連続PARを目指すくらいの気持ちでプレーし続け、グリップが硬くならないようにと、肩に力が入り過ぎないようにだけ注意してください。
数ラウンドは、失敗するかもしれません。
さらに、もし、2連続パーだったら、3連続を目指してください。
守って失敗し続けているだけでは、ベストスコアの更新は達成できません。
スコア72を狙う
100切りが目標の初心者のベストスコアがでない原因に、バーディを獲ってからスコアを乱す人がいます。
これは自分ではデキすぎだと勝手に決めつけ、リズムを崩しているのです。
ほとんどの初心者は、守りに入るのです。
「何とかこの貯金(バーディ)を持ったままホールアウトしたい」のが人情ですが、メンタルが重要なゴルフでは、それを許してくれません。
貯金は使い果たしても良いので、ゴルフのスコアは初心者であっても、あくまでも72を目指すべきです。
可、不可でなく、目標は72ということを常に意識しましょう!
スコアで勝てない原因は?
スコアを乱さないためには”大たたき”を防がないといけません。
どうしていつも大たたきを…
目先の一打に集中できなくなるのが、ゴルフの大たたきの原因です。
状況はさまざまなのですが、次の一打の「計画」「実行」が間違えているのです。
プレー中は焦っていたり、イラついていたりしますが、ゴルフは自分で何とかしなければならない競技です。
イヤな流れを踏みとどまったり、しのいだりするコツは、うまく集中することです。
集中するには小さな目標を
このホールのスコアやトータルスコアを数え出すことよりも、今の一打に集中が必要です。
そのためには「小さな目標」を、設定しつづけるクセをつけると良いです。
私が100切りゴルファーの頃に心がけていたことはこんなことです。
- 3パットしても連続はしない
- 狭いホールのティショットはアイアンでナイスショットする
- 右側OBのアイアンショットはダフり気味
- クロスバンカーではダフらない
- バンカーは1打で出す
これらは実践的で、最低限のクリア目標としてアドレスに入れます。
スーパーショットはこの延長上にあり、小さな目標をクリアするために集中し、達成したら心の中で自分を褒めるのです。
まとめ
ライバルの存在はプレーに緊張感を与え、楽しませてくれます。
お互いにベストスコア同士だったりしたら、対人競技ではないゴルフは、勝負がついてもすがすがしさを感じさせてくれます。
セルフカートプレーが主流になった最近では、オンラインでスコア集計されていて、コンペなどでリアルタイムで表示されます。
多くのゴルファーはライバルのスコアが気になり、自分のプレーに集中できなくなり乱れてしまいます。
「いつも帳尻が合う」と嘆く初心者は、ライバルを見過ぎてトータルスコアを意識しすぎてます。
合計スコアを意識していてもいいのですが、大切なのはこのホールであり、次の一打に全力を注入しましょう。
その意識が欠けているのです。
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